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アラゴンの道3日目 その6

2010/12/02 Thu 23:39

ハビエルへ到着!

最初のカタルーニャの道の時も感じましたが、巡礼していると、導かれている と感じる出来事に遭遇します。ただの偶然や運命ということではなく、文字通り、導かれたんだと感じるのです。私達の今日の筋書きがこんな風に終わりそうだったのに、その筋書きを誰かが修正するように導いていったと感じるようなこと。うまく表現できませんが。


しゅうさんも同じ言葉を使って同じことを言ってました。信者でもない私達がそう思うぐらいなので、本当の信者の人達はもっといろいろ感じることがあるんじゃないでしょうか。それが本当に「導かれている」のか、そう感じるようなびっくりする出来事に遭遇することが巡礼中におこるせいか、分かりません。

ただ今回のことは本当に導かれたと思うにふさわしい出来事でした。私達がウンドゥエスに泊まっていたら体験できなかったことでした。



さて、私達はハビエル城の目の前のホテル・ハビエルに宿泊しました。あとで考えるとこのホテルの泊まったのは大正解だったのですが、まずホテルの人の温かな対応が嬉しかったです。この日はウンドゥエスからずっと優しさに接してなかったので、巡礼の姿で、予約もなく現れた私達を「まあ!まあ!」と暖かく歓待してくれました。

汗で髪が濡れている私達に、チェックインを待たずに先に部屋にあがっていいと言ってくれて、すぐに鍵をくれます。歩くのをストップし、汗が冷え始めると、急激に寒くなってブルブルするほどなので、これはとてもありがたかったです。そんな汗の事情を知っていたとは思いませんが(私も経験するまで知らなかった)、疲れてるし、着替えたいだろうし、早く部屋にあがりたいだろうと思ってくれたのだと思います。こんな気遣い、スペインではあまり遭遇しません。


外は真っ暗になったので夜遅く着いたような印象がありましたが、時間はまだ18時半というのに驚きました。ゆっくりお風呂に入ったり、着替えたりしながら、くつろぎます。この日は美味しい夕食をホテルで取ることにしましたが、夕食の始まる20時半まで待てません!その前にビールぐらいバルで飲めるんじゃないかと早めにロビーに下りていきました。


・・すると・・?

ホテルの人が、「今、ワールドカップの優勝カップが来ているのよ、早く見ていらっしゃい♪」とサロンへうながします。

へ?? ワールドカップの優勝カップ?
それがなぜこんな田舎に? そしてなぜこのホテルに??

「ほら、スペインが今年優勝したでしょう!」

・・それはもちろん知っていますが、あまりの急展開に、話がついていけません。なぜここにあるのかさっぱり分からない、そんなわけはないという疑問がぐるぐる頭を回ります。

先ほどまで、ホテルでは結婚式でも行われているのかと思うほどの、すごい騒ぎが聞こえていたのですが、お披露目会をやっていたそう。ちょうどお開きで人のいなくなったグッドタイミングで私達は現れたのです。が、突然、ワールドカップの優勝トロフィーと言われても半信半疑ですよね。

この優勝トロフィーはスペイン各地を回っているそうでそれも知らなかったのですが、ちょうど翌日がハビエルの日なので、ナバラ側が要請してちょうどここに来ているとのこと。

突然降ってわいた出来事に、キツネに包まれたような気分だった私達も、だんだんと信じる気持ちになってきました。





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こちらがその優勝杯。

下がナバラ・サッカー協会の紋章。
横にHotel Xabierと書いてあります。


人がいなくなって、ガランとしたサロンに、ポツンと優勝カップがあるのも、最初、私達の疑いを誘ったのでした。






モデルがいなくて寂しいなーと思っていたら、ふとこっちを見ている男の子が目に入りました。「あんたもサッカーやるの?」(こじつけでそんな話題から声をかけてみました)

ぶっきらぼうにうなづく男の子。「じゃー、あの横に立って写真に入って!!」。
意外に素直に要求に応えてくれて、のろのろですが、優勝カップに向かってくれます。

それを見て、くすっと笑った別の男の子にも「あんたも!!!」とまるでスペイン女性のように命じた私には、このとき、何かついていたかもしれません!?でもおかげで、良い写真が撮れました♪

camiaragon (452)子供なのに、ちゃんと笑って写ってくれるのがすごいと感心。日本の子供だったら恥ずかしがって、他人のカメラにこんな余裕でうつりませんよね。


いつも思ってますが、スペイン人はカメラを向けると、本当にかっこよくポーズし、自然な感じで、とびきりの笑顔を作ります。見習わなくてはなりません。







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その後、自分達もトロフィーと一緒に写真を撮ったりもしましたが、おじさんがやってきて、手にとって持ち上げてもいいんだぞ、みんな持ち上げて写真を撮ってるんだからと。

持ってみると、ずっしり重かったです。6キロもあるんだそうです。

このおじさんはナバラのサッカー協会の副会長(数名のうちの一人)さんだそう。私を覚えておきなさい風に身分を名乗るので、名前も聞いてみたら満足そうでした。しかし名前は忘れてしまいましたが、上の写真に写っています。(白髪のおじさん)




しかし、いくらスペインが広かろうと、サッカーファンで情報を知っていたわけでもなく、 ただの偶然でワールドカップの優勝杯にたどりつき、持ち上げて記念撮影した日本人は滅多にいないはず!! (優勝カップを見せられて喜びもせず、あんなにニブい反応をしたのも私達ぐらい??) それにしても貴重な体験をしました!!


ところでこれまたすごい偶然なことに、翌日はフランシスコ・ザビエルの日。ナバラでは重要な日で、重要なミサがあり、ナバラ政府も参列する伝統的なもので、とても美しい歌声が聴けるとのこと。翌日は歩く距離が最短なので、このミサに参加して、ザビエル城の観光もし、午後ゆっくり歩くことにしました。なんだか楽しくなってきました!

このホテル、夕食も素晴らしかったです。


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毎日ビールを飲みましたが、このときは格別!でっかいビールと、赤ワイン1本もあっという間でした。

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写真では全く美味しそうに見えませんが、黒豆のお料理。郷土料理のようで、あちこちのメニューで見ました。



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これまた美味しそうに見えませんが、しゅうさんの食べた、にんにくスープ。
絶品でした!私の試したにんにくスープで、間違いなく一番。こってりもせず、味がとてもよかったです!




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魚料理。なんだったかな?

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またもや肉を食する私。一番郷土料理っぽいものを・・と聞くと、うーん、これかな?という返事でした。たしかアラゴンでもこれが郷土料理だったような気がして、これと特徴がなかった気がしますが、美味しいところで食べればどんなものも美味しいんですね。



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上がしゅうさんのデザート。左が私。

カタルーニャ、フランスで見かける夏のぞうり(エスパドリュー)と同じ名前のデザートです。


ホテル内の売店で、いかにも踊りだしそうなエスパドリュー型お菓子を見ていたので、バレリーナシューズ風の盛り付けだったら笑っちゃうなと思っていましたが、ちゃんと意外に見た目おしゃれに登場して、残念!?




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こちらがショーウィンドで見た同お菓子。

これがお皿に乗って出てきたら笑っちゃいますよね。







ハビエルの日のミサになんと20年前から参加しているというセビリアから4人組みとテーブル越しにおしゃべりもし、楽しくディナーの時間が過ぎました。夜はセットメニューで25ユーロぐらいだったかな?(飲み物別)アラカルトだと1皿20ユーロもする店でしたが、安くつきました!セットメニューのチョイスも多かったです。

さて。長い1日を読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。
この日はウンドゥエスまで23km、ハビエルまで5km、迷って戻ったあたりは5kmと思うので32キロと計算しますが、分からないので30kmということにしておきましょう。3日間で74.08kmです。

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アラゴンの道

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