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アラゴンの道3日目 その4

2010/12/02 Thu 15:48

泊まれない事件

身分証明書がない人は泊まれないと無情に言い放つお姉さん。げーー!!どうしましょう!!

幼少の頃から、忘れ物の女王の私ですが、今回他のカードはいろいろ準備していました。
・病気・ケガになるかもしれないと、初めて旅の持ち物に含めた、健康保険証カード
・何かの役に立つかもしれないと、初めて旅の持ち物に含めた、仕事上の身分証明カード

私にしては用意周到だったのに、なぜ肝心の身分証明書を忘れたかというと、前夜に飲みに出掛けてしまったからです。反省!携帯の義務があるのでそれだけを持ち、帰ってきて、巡礼用のボロ財布に移し忘れてしまいました。

私は昔から「一番重要なもの」を忘れる癖(?癖?これは癖なのか?運命?)を持っています。コンサートの時にはチケットを忘れ、旅行でパスポートや航空券を忘れるのです。幼稚園の時も発表会で使うお人形を忘れ、水泳大会で水着を忘れ、合唱の時にブラウスを持って出たはずが、広げたら父のワイシャツだったこともあります。受験の時には受験票を忘れました。ぜんぶ本当の話。(しかしこれらがどうにかなっちゃったりするので、その後も反省なく過ごしてしまうのですが・・)

ここ数年は「これを忘れたら旅ができないもの」だけをチェックすることにしていました。たとえば日本帰国時にはパスポート、(航空券)、クレジットカード。それ以外のものは忘れても良しとしちゃうのです。このチェックはずいぶん効果的だったのに、今回コロっと忘れていました。いっぱい用意すべき荷物があったので、それで頭がいっぱいだったのです。




ところで上記2点目の、仕事上の身分証明書。これはカタルーニャ州政府のとある機関発行のもので、私の顔写真と、名前、身分証明書と同様に私のDNI(ID番号)も記されています。公共機関の身分証明書といえそうなもの。健康保険証や他のクレジットカードと名前も一致しています。これでダメかと聞いてみましたが、ぜーったいにダメ。自分が罰金とられてしまう。サングエサまで行きなさいとニベもなく断れてしまいました。だいたい身分証明書なしで旅行してはいけないのよ!と。

はい。その通りなので、信じがたい忘れ物をした私としては頭を垂れるしかありません。ひたすら反省するばかりなので、ショックはとーっても大きかったですがお姉さんを批判する立場にはありませんでした。一番悪いのは自分だ!

逆に、しゅうさんは、ダメと言われても何度も交渉したり、終わってからも文句を言ってくれていました。まったく何もないならまだしも、あの身分証明書で許可してもいいはずだ。どうみても怪しい人間には見えず、巡礼者であることがはっきりしている。ホテルでも代表者のパスポートで2人分OKのはずだ。ここまで歩いてきて、次の場所まで歩けとはなんとヒドイ扱いだろう、と。

ホテルではスペインでもテロの頃、「警察に全員のパスポート・チェックを通達された」と言われたことがあります。代表者だけでなく、すべての宿泊客の身元を確認するということでした。アルベルゲは2人で1部屋ではなく、1ベッドずつ・・なので一人一人のチェックになるのは仕方ないんだろうなーとこの時は思いました。

しかし先のことを書いてしまうと、その後、どこのアルベルゲでも結局、問題ありませんでした。2人ともまったくチェックがないか、代表者だけでOK。同行者はID番号もちょんちょん(上の人と同じ)としておけばいい、といわれたところもありましたので、やっぱりこのお姉さんは厳しかったんですね。

しかし、お姉さんの頑固さは、過去にスペインでも見たことがあり、決められたことを絶対に遂行する、何が何でも譲歩はしない!だめなものはだめ!!との意思が現れていました。

ここでハテ、どうするか?
しゅうさんは泊まれるのだし、ここから一番近い村サングエサまでさらに10kmあるのです。

寝袋があるし、建物の角で寝てみようかしらと一瞬真剣に思いました。寝袋って暖かいしカイロも持っているし、一晩過ごせるかも・・・?山で野宿は寒いでしょうが、村の中だし、風よけができる教会でもあれば一晩過ごせるかもしれません。

もしくはしゅうさんと別行動し、私だけ先に進む案。しかしそこでも身分証明書がないと断られる可能性があります。そのときは今後何度もこの問題にぶちあたり、どこにも泊まれず、巡礼半ばにして帰ることも覚悟せねばと思いました。そうなったらしゅうさんは一人でも旅を続けると言ってくれて、一安心。一緒に帰ると言われたら余計に心苦しいだけです。

さて。地図とにらめっこして、2人一緒に、翌日観光して通る予定だったハビエルに泊まることにしました。ここだったら半分の5km(村人によると。私のガイドブックでは7km弱?)。ここにはホテルがあるはずです。ホテル代は私が払いますと伝えて、二人で再び歩き始めました。

この日はすでに23km歩いています。暗いうちに出発して時間に余裕があること、ルエスタでしっかりご飯を食べておいたことが幸いします。


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