最近よく耳にする、不動産絡みの手口を紹介します。

物件はインターネットに出てます。最近はみんなネットでアパートを探しますからね。

良い物件で、安い。
みんなが飛びつきたくなるような物件が出ます。

ところが本人は仕事関係か何かで、海外にいる。
このへんの詳細はよく知らないのですが、鍵を渡すために、150ユーロのお金を先に口座に振り込んでくれ、というのもの。

つまり見てもいないうちから、お金を払わされ、どろん、、というケースです。


この手口はここ数年、わりと、頻繁に聞きます。
仲良しの友達も2人、1−2年ほど前、「うっかり騙されるところだった、、」と言ってました。

お金を振り込め、、と言われてから、あ、そうだ、とピンと来たと。
でも振り込めと言われるまでは、分からないのでしょうね。


先週、同様の不動産詐欺らしきものに、日本人友人が遭いました。
スペイン語で送ったのに英語で返答がきて、よく分からないから見て欲しいと言われ、メールを見たのですが、怪しい匂いがぷんぷんしました。

だけど、最初のメールから、これは怪しい、怪しい、と私が言っているのに、男どもは信じない!
本人も変と思いながらも、途中まで何度かメールのやりとりを交わしていて、私としてはそれも危ない気がしました。

話には聞いていましたが、産まれて初めて遭遇したので、詳細をお知らせします。

物件はグラシア地区という人気地区。場所も良いです。

そこで家族3人で住んでいるアパートですが、仕事でうつるため、留守中にアパートを貸したい。お金は気にしないので、きちんと住んでくれる人に500ユーロで貸したい、というのものです。

物件の内容は見てませんが、写真もあり、すっごく良いのだそうです。

<危険信号その1>
グラシア地区で、家族用アパートで、そんなに良い感じだったら、500ユーロはいくらなんでも安すぎる!

日本人でもバカンス中、転勤中、帰省中に、ちょっと安くていいので、ちゃんとした日本人に貸したいという人はいます。家具も全部置いたままにしていくなら、ちょっと安くするというのはあり得る話です。

でもそれはそれでも、さすがに月々500はあり得ない安さです。一部屋借りても400ユーロ前後の時代なので、。

家族用のアパート全体を借りて、家具付きで、500ユーロという良い物件はまず存在しません。ですから、誰でも飛びつきたくなるような金額なのです。
まずは金額で、黄色信号が出ました。話が上手すぎます。

<危険信号その2>
メールが長くて、説明がいろいろ書いてある。妻と娘はまだ住んでいる、、と言わなくてような詳細まで書いてある。妻と娘と書いてあると、わざと、信頼できそうで安心できる情報を与えているように聞こえる。

ところが妻と娘はまだその物件に住んでいると書きながら、いったい、いつからその物件に入れるのかなど、肝心な情報、実用的な情報がない


妻と娘は今住んでいるなら、すぐ引越ができるとは限らないのではないか。
4月からとか、新学期の始まる9月頃からとか、もっと入居に関する具体的な時期が書いてあっても良いものだし、不動産を探す人にとっては、何月から入れるかは一番聞きたい情報だと思うのです。

長いメールながら、不信感を持つ内容なのです。


さらに、その人は、人を厳選したいから、、という理由なんだろうと想像しますが、アンケートのようなフォームに答えてくれというメールが来て、質問に答えなくてはいけない、のです。いくつも質問があり、フォームに入力方式になっています。

<危険信号その3>
急な引越っぽいのに、フォームまであるところが、商業的であり、大掛かりすぎ。

あまりにも準備が良すぎる気がしました。フォームまで作成するかな、個人が。

ちょうど、150ユーロ事前に払ってくれという詐欺に2年前にあいかけたというスペイン人のアンナちゃんも一緒だったため、2人で怪しいと伝えたのですが、男達はあまりピンと来ないよう、、。

アンケートには答えない、
シンプルに、部屋を見せて欲しいということで、再び連絡を取るということになりました。

名前も本名は書かない方が良いとなりましたが、友達はすでに書いてしまったとのこと。
ですから本名は仕方ないが、メールでアポを取ろう、アンケートは書かない、となりました。

私は、自分だったらこの時点でストップするな、、と思ってました。
どうみても怪しいので、アパート見学まで行き着く感じが、これっぽっちも感じられなかったからです。

アンケートを書けと言って来てるのに、書かないけど部屋を見せてくれといっても、アンケートフォームまで作った人がそれで良しとするとは思えません。アンケートに答えて、と結局は言われるだろうなと思っていました。

だけど、本人がそのアパートをあきらめきれないので、私からはちゃちゃを入れれません。

メールを送る時点で、再び怪しい点を発見しました。
相手の名前がスペイン語の名前で、なんちゃらサントスという名前だったのですが、どっちも名字じゃない、ということが判明しました。

サントスという名前はスペインでは聞かず、中南米人でよく聞く名前ですが、私は名字だと思ってました。ところが、サントスは下の名前だと言うのです。

つまり相手の名前も、相手のメルアドも、名前+名前。太郎+太郎みたいな。
私みたいに、サントスは名字だと思ってる人が、つけたんじゃないか。

また最初から私の友達はスペイン語でコンタクトを取ったのに、英語で書いてくるところも疑問でした。名前がスペイン語で、バルセロナに家もあるような人なら、スペイン語が達者なはず。スペイン語で書いてくるものだろうと思うのです。

いくらつたないスペイン語と言っても、友達がスペイン語で書いてるのに、英語で長々とした文章を書いてくるところも不思議でした。

<危険信号その4>
本当はスペイン人ではなく、外国人が、偽メールを送っているような感じがある。


・・・・・・・・

メールを送ったら、案の定、「アンケートを送って」と返答が来たそうですが、その返答が夜中の4時だったそう。
4時に送ってきたということで、どこの国から送ってるんだろうと友人も疑問をちょっと持ったようです。

しかしあきらめきれない友人。
アンケートフォームを送ることになりました。

そのアンケートの内容をあらためて、見ると、これまた、不審です。
今まで怪しいと思ってましたが、怪しいアラームがマックスに響き渡りました!

<危険信号その5>
・現住所を書く欄がある。(ただのアンケートなのに、なぜ、そこまで必要?)

・現在の家賃の金額を書く欄がある。
(今回の家賃は500で決まってるのに何故?)
(お金は気にならないと言ってるのに、何故、今の家賃が気になる?)

・Is the rent fee available now? (意味が分からなかったのですが、、。直訳すると、この家賃は今、可能であるのか???送れとは言ってませんが、送れと言ってるのか?金額が大丈夫と聞いてるのか?さっぱり分からない質問です。家賃が500と書いてあるなら、500が払える人がアプローチしてるのに決まっているし、500なんて格安誰でも払えるはずで、質問自体が変です!)

・お酒を飲むか、タバコを吸うか、ペットを飼っているか、などの質問の後に、ペットの名前は?と書いてある。(ペットの名前ですよ!!パスワード解読に使われる定番じゃないですか!!!

すべてがおかしいし、男どももおかしいと何度も認めるんですが、それでも本当のことを書かずに、適当にフォームを書いて、送ってみようとなりました。

私なんて、ペットの名前に、大騒ぎしたというのに、みんな、これにピント来ないようです。
男の方がよく騙される、、という説に、なんとなく、納得しました。女はピンと来る勘が働かない、呑気で悠長なんですよね。

そこでフォームをよく見ていて、これまた、仰天しました。
前日に、「本名は書かない方が良い」とみんなに言われていたのに、私の友達は、現住所も全部書き込み、現在の家賃も、日本円でとても高い家賃が正直に書いてあるのです。(暴露して、すみません)

それらは本当を書かない方が良いとアドバイスしたら、変更してましたが。
結局その後、このフォームを送ってからは返事が来なかったそうです。

振込してくれの詐欺ではなくても、あなたの住所や、経済状況、パスワードなどを解読するのに良さそうな情報集めにも見えました。

個人情報は見せないように、と日本でも言われてる時代が来てだいぶ経ちますが、それでも、怪しい、怪しいとみんなが言っていて、自分でもちょっとそう思っている相手に対して、バカ正直に個人情報を書くところはやっぱり、日本人は無防備すぎると思った瞬間でした。


同じような目に遭う人がいないように、お知らせしてみました。



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