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スペインの失業

2012/07/12 Thu 13:57

国としてシステムが甘く、抜け道が多すぎたスペイン。(ギリシャと同じ?)さすがに働かない人を取り締まるようになりました。


昨日は増税とともに、失業保険も厳しくなると発表されました。

一度ブログで書いたように、失業保険は1年働くと4ヶ月もらえます。最高2年まで。すごく、いいです。
海外旅行しながら失業保険をもらっていた友人がいたと前に書きましたが、今後は決められた日に顔を出さなくてはいけない、仕事のオファーがあった時に面接を断ってはならない、などの決まりが出来るようになるそうです。
日本でも職安に定期的に顔を出さなくてはなりませんが、ようやくスペインでも同じ規則が!まあ、当たり前のことが、ようやくスタートしたんですね。





失業保険をもらっている間、海外に出てはならないという法律もいつのまにか出来ていたそうです。
海外へ出る場合に申請をして15日以内に帰ってくればOK。その間は失業保険がストップされます。
15日を超えるのはダメで、親の病気なども特例にはなりません。

失業保険をもらっている間、暇なわけなので、移民は故郷に帰る人もいれば、私の知り合いのスペイン人も海外旅行を楽しんだりしていたわけですが、実際にばれて失業保険が停止になった話も聞きました。ちゃんと真面目に仕事を探しなさいということでしょうね。

パスポートを持って来なさいと言われてのんきにパスポートを持っていったらスタンプからばれて、なんと海外に出た日から逆算されて、既にもらっていた1年分近くを返還しなくてはならなかったとか。ひえー、びっくりです!


バレるケースは稀ですが、実際にばれている人もいるわけですし、これからどんどん厳しく取り締まる可能性はありますね。申告せずに海外へ出ると、受給資格放棄とみなされるのだそうです。


金額も今までは半年後には給料の60-70%だったのが、50%になるとのこと。(受給期間が長くなればだんだん金額後も下がっていきます)

今失業保険をもらい始めたばかりの友人がいますが、働いていたのとほぼ同じ金額をもらっていると言っていました。働かないのに同じ金額がもらえちゃうなんて複雑だ、とも言ってましたが、これは最初の5ヶ月まで。6ヶ月後には下がるのですが、今後はこれが半分になるということですね。最高2年という受給期間については変更しないそうです。

今までは2年たって失業保険が終わってしまった人のために、月々400ユーロの援助が半年というシステムも存在しました。経済危機に陥ってからの特別援助でしたが、援助続きすぎですよね。この援助は廃止が決まりました。



「援助が少なければ少ないほど、真剣に仕事を探すようになるだろう」とラホイ首相が言ってましたが、当たり前のこと。日本でも最近、生活保護を申請すれば11万円ももらえるので、働かない人が増えて来たと聞きましたが、援助が良すぎると、人々は働かなくなるのですよ。働かないでもらえるんなら、ちょっと休みたいですよねー。


本当に失業者となってしまった人間からすると、失業保険の充実はありがたいものです。だから本当はスペインの仕組みが悪かったとは言えないと思います。
しかし保障がよすぎ、チェックが甘いために、ちょっと働いては遊んでもらう、を繰り返してる人が多かったのも確かです。

知っている専門学校の先生や、1年で半年だけ忙しい海岸沿いの観光業の人たちも、9ヶ月働いて首になったことにしてもらい、夏(学校の先生)や冬(海岸の観光業)に3ー4ヶ月失業保険をもらってると言ってました。そしてまた翌年同じところに雇ってもらうのだそうです。

こういう狡いことを、会社ぐるみでやっちゃうから国のお金がなくなり、真剣に失業保険が必要な人に締め付けが行くことにもなっちゃうのでしょうね。




ところで、若者の50%が失業者と言われるスペイン。
去年は1人も知らないと書きましたが、今年に入ってから知り合いに、実際に失業者が2人現れました。やっぱり人ごとながら、ショックですね。本人の気持を考えると余計に、、。

しかしまだ2人だけ。
解雇が増えている噂は遠くでも聞きますが、それ以外には身近で誰も知らないため、世間で言われているような実感は全くありません。友達の友達や,友達の家族親戚にも、1人も知りません。
これはどうして??あの数字は正しいんでしょうか。(契約しないでこっそり働いている人もいるのでは?と疑ってしまいます)

失業者になってしまった友人の1人は失業保険がもらえる間は別に探さないで、ゆっくり休むと言っています。貯金があるし、生活に困窮していないのです。(もちろん気持の問題で心配はしていますが)

もう1人は建築関係の仕事だったのですが、ご存知の通り建築業界は不況の象徴のようなもの。彼女はお料理が得意なので、しばらくは建築業界で探しながら失業保険をもらい、見つからなかったらレストラン業に入ると言っています。今は失業者のための無料のお料理講座などを受けていて、元気です。

バルセロナは観光業で儲けています。不況のスペインなのに不況の影響をほとんど感じないのが観光業。観光客数も記録を更新しつづけてるそうですが、外国人がたくさんのお金を落としていってくれます。ホテル、レストラン、お店、タクシーなどなど、忙しいところは忙しそうです。うちの近所のお店でも求人の広告を2度も見かけました。仕事がないって、いったいどこが?

こだわりさえ捨てて、観光業、サービス業に転職すれば、バルセロナに仕事はあります。
その意味で、建築業の知り合いがレストランへ転職と言っているのは良いアイデア。現実を分かっているということですね。本当に困っている方がいらっしゃったら、参考にしてみてください。


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■社会・経済などまじめな話 | コメント(0)
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