自営業と会社員のお給料

2012/04/24 Tue 15:10

日本帰省+巡礼の道の続きをして、1ー2月はほとんど働かず、約2ヶ月無給でした。

「2ヶ月近く働かなくても自営業ってやっているけるんだ」と友達に言われます。
「自営業っていくら稼いでいるの?」
多い時と少ない時の差が激しいと答えると、「多い時は50万ぐらい稼げるの?」



貿易などの会社ではなく、個人で細々とやっている仕事なので、50万も稼げるわけはありません!!
それに、多い時のお給料を見て、「自営業は稼げるんだ」と思って欲しくありません。一般サラリーマンよりずいぶん多い時もあるけれど、稼げない時は本当に稼げないからです。(多いときと少ない時の差が激しいので、どれぐらい稼いでいるのか自分でもよく分かりません)

稼げない時はどのぐらいか?ということ、月1000ユーロしか稼げない時も年間に数度あります。
自営業の1000ユーロとサラリーマンの1000ユーロは違います。
自営業者は1000ユーロから税金18%を支払うので、手取りは820ユーロ。
そこからSeguridad Social(年金・保険)(=以下略してSS)を払うと、残りは550ユーロ。生活費どころか家賃も払えないのですよ。

休暇は有給休暇ではないので、1ヶ月、2ヶ月と休めばその間、給料はゼロです。
じゃあ2ヶ月も休まなければいいですが、1-2月は毎年どうせほとんど稼げないのです。1月なんて500ユーロも稼げないんじゃなかろうか。完全に赤字です!だったら休暇にしてしまってリラックスしようと思うのです。
(注・楽観主義でじゃないと、自営業は勤まりません?)

つまり2ヶ月も休める、リッチな経済状態にあるから休むのではなく、休んでなくても、休んでいるぐらいの仕事量しかないから休んじゃおっ。結果から導いた休暇なのです。仕事がたくさんあるんだったら休みませんっ!!


まったく別の職種の自営業の友人がスペインに二組いますが、彼らも1-2月は仕事が少ない時期でした。
「あまりに仕事がなくて心配になる・・」という話を真剣にしているのを聞いて、サラリーマンの友達が「自営業の人は、だから、稼ぐときには稼いでおかないとなのねー」と初めて気づいて?いました。
そうそう、そうなのですよ!

私はこの自営業という職業で、疲れたら勝手に休めることや、ゴロゴロできるのが好きで、あーサラリーマンはもうやれないわ!と思うけど、毎月ちゃんとお給料が来る、ということは幸せなことなのですよ。
首を切られる心配があるとサラリーマンの友達はいいますが、仕事が突然なくなるという状況は自営業も同じ。私の友人の自営業者も何ヶ月も仕事がないという不況に陥ったことがあるので、覚悟ができているのは自営業の人かな?


ところで、会社員の皆さん。
会社の給料安いなーと思っていませんか?
皆さんのお給料って、手取り+税金+SS(年金や健康保険)です。
ですが、会社員の皆さんが払っているSSの約5倍を会社は負担しているのですよ。
自分もSSを払っているので、小さな会社である雇い主が全く負担していないもの、と考えていた友人がいたのですが、双方の割合が決まっていて,実は本人が負担している金額はわずかです。でも「会社が負担してくれてない」なんて社員に思われていたら、5倍のSSを負担している雇い主は泣いちゃいます!

ちなみに、以前は自営業者だった友人が、今は雇い主となって人を雇ってるのですが、自営業だった頃に払っていたSS(全額本人負担)よりも、雇った相手に払っているSSの方が高いと言ってました。自営業は以前の記事で説明したように、最低金額の年金を選んでいるのです。100%負担しているSS額よりも、雇用した人のSS額が高いということは、その人は年金が多くもらえるということでしょうね。最低金額しか選んでいない自営業者は年金生活になると会社員より厳しいのでしょう。

自営業は自分のお給料から税金を払い、SSを払った後が、手取りにあたります。だから全部ひかれる前の給料を、会社員のと比較してはいけません。もしくは会社員の人は税金や保険をひかれる前のお給料+会社負担のSS金額を考えるべきで、そう考えると、普段お給料が安いと嘆いている人も、実はもらってることに気づくかも??

自営業の人っていいわねー、と言われることが多いので、説明してみました!!
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