アラゴンの道6日目その3

2010/12/05 Sun 23:34

モンレアルの村のアルベルゲへ到着すると、他の巡礼者と出会いました。最初のカタルーニャの男の子と別れて以来、道中で旅仲間はいないと思っていたので、嬉しい驚き。

アルベルゲに入って、アルベルゲのおじさんかと思って話しかけたのが、出会った巡礼者の1人、ホセ・マリア。すでにサンティアゴまで歩いた経験のある巡礼者で、何度か一部を繰り返して歩いている人でした。

え??マリア??なのに、おじさん?と思ったかもしれませんが、スペインでは男性と女性の名前が混じることがあります。
「男の名前&女の名前」の順番で並んだ名前は男の名前。
「女の名前&男の名前」の順番で並んだ名前は女の名前。
つまり男性でホセ・マリアという人がいたり、女性でマリア・ホセという人がいるのです。ちょっと不思議ですよね。

話はそれましたが、ここのアルベルゲはだだっ広い部屋で、ベッド数の多い宿泊所でした。

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しかし広い上に、ドアがなく、階段のところは1階からの吹き抜けになっているのです。最初に泊まったハカも広かったですが、ドアが各階閉めれるようになっていたし、暖房がちゃんと完備していました。他のアルベルゲも全部暖房ぽかぽかで、洗濯物が夏よりもよく乾くね!!なんて喜んでいたのに。ここは寒い上に、小さい温風機が1つあるのみ。小さいくせに音だけうるさいっ!とーっても寒い夜となりました。この日は雨も結構降ったのですが、リュックカバーがなかった私はリュックの中身がだいぶ濡れています。しかし乾かない!という環境でした。


しかもここは、翌日しゅうさんに聞きましたが、毛布は有料貸しだったそうです。有料のくせに野放しなアルベルゲだったため、あちこちに毛布がおきっぱなしです。私のベッドには毛布が2つも置いてありました。有料だったことを知らなかった私は2枚とも使って寝てしまいました。



この宿にはもう1人、スイス人の巡礼者が泊まっていました。今回初めて出会う外国人です。スペイン語で話す私達3人をじっと向こうから見ているので、つい親切にしなくては!という気持ちが。今年はひさしぶりにブルガリアでユースホステルに泊まったのですが、言葉が分からなくて疎外されると寂しいんですよね。特にこんな場所で1人で蚊帳の外はつらいもの。かわいい男の子でしたが、そういうわけでがんばって話しかけたりしたためか、妙になつかれてしまいました。

でも話をすると面白い!コンピューターで音楽をつくる仕事をしていたそうで、羽みたいな道具から音を出してくれたり、その羽から自分が作った音楽をパソコンで聴かせてくれたり。音楽で才能のある人のようでした。仕事はやめてきたのでサンティアゴまでたっぷり時間はある、と。

リュックの肩紐が壊れたため、足止めをくらっており、縫う道具などを大きな町に行って買わなくては・・と言ってました。このリュック、すごい、でかい!テントも持っているし、お鍋までぶらさがってます。総量20kgだそうです!20kg!!軽くした方がいいだろうと言いましたが、スイスで兵役についた時は銃や装備を含めて40kgを身につけて激しい訓練させられたから大丈夫♪と平気な顔。若いなあ・。

しかも昨日はアルベルゲにたどり着けずに、山で野宿をしたそうです。この日は寒かったのですが、昨日に比べたら寒くない♪と。火をおこしたけれど、とても足りないぐらい寒かった・・と言ってました。そういえばこの日、ぬかるみにはまった道の先の方で、火を焚いた跡を見たのですよ。平地のようなところで突然ぽつんと焚き火跡のようなものを見て、妙な印象を持ちましたが、彼はあそこで一晩過ごしたのですね。それは大変でした!野宿なんて大冒険ですが、火が起こせるなんて、意外と彼は生きていけるのかもしれません。

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バルで食べたボカディージョ。温かいお料理がなく、ボカディージョかあ・(しょぼん)と食べ始めましたが、これが美味しかった!過去に食べたボカディージョのトップに入るぐらいのおいしさ。疲れていたせいもあったかもsれませんが・・。しかもパンも大きいんですよ。



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ほら、チョリソが4つも5つもゴロゴロ入っている。大きさが分かりますよね?トルティージャ(オムレツ)の方も美味しく、2人で半分ずつ分けて食べました。
仲の良さそうな、目の前のカップルも入れてパチリ。後ろにバルに集合している老人たちが写っています。

写真がありませんが、このバル、おもしろかったです。
長テーブルが3つぐらいあり、老人たちや大人、中高校生、小学生に分かれて、それぞれ楽しんでいるのです。社会の縮図を見る感じ。小学生テーブルでは皆、なんだか一生懸命遊んでいます。こんな子供も大勢来ているぐらいなので、当然、親達も来ているだろうし、村人全員集合!って感じでした。

他にバルもないので、ホセ・マリアやスイス人の男の子(名前忘れた)も来て、一緒にビールです。

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このバルを切り盛りしている女性が、アルベルゲもやっている女性なんです。彼女もとても親切な人でした!!




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今日は寝袋が活躍です。写真はイモムシのようにくるまった、しゅうさん。


本日歩いた距離はサングエサからモンアレルまで27.3km。
6日で131.38kmです。


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