2016年リオのオリンピック。日本勢は大活躍で、盛り上がっていますね!

ところで前から誰かに言いたかった話。
オリンピックの心に残る、名実況とは?、について語らせてください。

今でも絶賛されますが、アテネオリンピックの体操男子。
冨田選手のフィニッシュの時の、「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」という言葉。

名実況と今でもいわれますが、私はまったくそうは思いません!!(あくまでも個人的な意見です)

あれが名実況と思われているのは、今は頭も心も冷静になった私たちが、後であの場面をテレビや動画で見るからです。

何度も繰り返し聞き、言葉を噛みしめ、意味もわかり、いいセリフだなあ、と思うからです。

誰かに聞いてみたいのですが、あの実況を生で聞いていた人に、本当にあの瞬間に、あの長いセリフと、あの難しい言葉が頭に入りましたか?と聞いてみたいです。・・というのは、私自身は聞いた覚えさえ、なかった、からです。

私はアテネオリンピックの時代はすでにスペインに来ていたし、今ほどネットに熱心な時代でもなかったので、オリンピックを見てません。つい最近、この1-2年ぐらい前に?動画で見たのですよ。

見たのはこちらの動画。
14分ほどの決勝のダイジェスト版ですが、すべての演技がカットなしで、全部通しで一気にみれます。
https://youtu.be/YxheBA8YwIo

最後だけではなく、ずっと流れを見てきて。
どんどんどんどん期待が高まってきて、最後の最後に本当に盛り上がり、そして有名な冨田選手の演技。
解説も含めて、全部ノーカットで見れます。

私はまったく知らなかった(冨田選手の演技も名実況も本当にまったく知らなかった)ので、全部を通しでみて、本当に大興奮。
あの「新月面」の時は、本当に最高潮に気持ちが高まった状態で見ました。

アテネ知ってる人も絶対にあの感動を再びなので、全部通してのダイジェスト版。見てください。
他の選手の演技も、みなさん素晴らしくて、どんどん期待感が膨らんでいって、卒倒寸前みたいな状態になります。(笑)


(ついでにこちらの動画。すごく良い動画なので、知らない方はぜひぜひ御覧ください。
https://youtu.be/ymR0j34OSmU
オリンピック前から当日までのチームの様子を取材した、ものすごく良いドキュメンタリーです)


刈谷アナウンサーの名セリフは、違うところにあります。

日の丸があがった時に、
「日はまた昇りました」

解説の小西さんが泣いているのを見て、
 「小西さん、どうぞ泣いてください」
「小西さんの目から大粒の涙が出てきました」

そしてなんといっても名セリフだと思うのは、
「冨田が冨田であることを証明すれば、ニッポンは勝ちます」。
特にこのセリフはもちろんその時も頭にすっと入ってしびれたし、私にとって、アテネオリンピックの体操の場面として繰り返され、ぞくっとするセリフです。

もちろんそれ以外にも一貫して素晴らしいお仕事をしてらっしゃるのが、上記ダイジェスト完全版を見ると本当によくわかります。

そんな私がなぜ、「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」の実況を聞いた覚えがないのか?

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どんどん期待の気持ちに押されていって、気持ちが最高潮に、これ以上ないってぐらいクライマックス興奮状態で、冨田選手の最後のフィニッシュ場面を見ました。

冨田選手のフィニッシュの時は最後に3回ぐらいかな?大きく回転してから、着地します。
いっち、に、さんって感じで。

あの時に、自分でもはっきり覚えているのですが、1回まわるごとに、私自身も体か頭を回転にあわせて動かして?(笑)、
選手とほぼ動きが一体化したまま、頭が真っ白で、着地を見守るのです。

あとにも先にもそんな極限の状態で見たのはその初めて見た一回だけでしたが、そんな状態で見たせいか、まったくあの解説は一言も、本当に一言も、耳に入りませんでした。
(そんな言葉あったっけ?と、あとで動画を見直しました)

たぶんあの状態だったので、他のセリフであっても、耳に入らなかったのかもしれません。

でもあのセリフ、ものすごく長いですよね。
しかもあれも、回転にあわせて、
「伸身の、、」、(1回転)
「新月面が描く放物線は、、、、」(2回転)
「栄光への懸け橋だ!」(大きくフィニッシュ)

あんな長くて、しかもブチブチ切れている実況。まのびしたような間(ま)があるんです。クライマックスで気持ちが高まっているときに、みなさん、本当に最初から最後まで聞き取れていましたか?(あの直前の、「これさえとれば」の短いセリフが声援でかき消されていたのはちゃんと私も聞こえています)


しかもセリフとしては、くさいセリフですよね。
刈谷さんはこのセリフ、最初から考えていたのかなあという感じで、ちょっと嘘っぽくも聞こえます。

ちなみにフィギュアスケートファンは知っていると思いますが、フィギュアスケートの時も演技スタート直後に、そらぞらしい、恰好よすぎる実況を聞くことがあります。特に浅田真央ちゃんの時なんてよくありましたが、あれでちょっと興ざめします。

これから真剣勝負っていう時で、息を詰めてスケーターと一緒の気持ちで音楽を待っている時。もっとシンプルな感じで聞きたいのに、歯の浮くような言葉をアナウンサーが言うんです。ポエムって感じの。やめてくれって思います。(最近はあまり聞いてませんが)

刈谷さんの名実況に戻ります。

頭に入りにくい要素は、使っている言葉にも原因があります。
伸身の、(しんしんの? 心身の? )
とか、
しん?げつめん??
ほうぶつせん?

興奮状態のときに、すっと心や頭に入ってくる単語ではありません。
みなさん、あの瞬間、「しんしんの、」と聞いて、「伸身の」とわかった人は少ないんじゃないかな?

その意味で、あれが名実況とされるのは、あの場面が凄すぎて、あれが繰り返し放送されるからこそ、名実況と評価されるようになっただけ、だと思います。

もちろんあの場面は繰り返し放送されるので、そこをしっかり実況するのは凄いことです。
ただ、その当時あの場面をリアルタイムで見ていた人にとっては、もしも私と同じように頭に入っていなかったら、名実況とは言えないんだろうなと思います。

私にとっての刈谷さんの名実況は最後のフィニッシュじゃなく、その1であげた3セリフ。特に最後のセリフです。

実況の話、もうちょっと続きます。
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私にとって心に残る実況は、先ほど書いた「冨田が冨田であることを証明すれば、ニッポンは勝ちます」刈谷アナウンサーのもの、も今は含まれましたが、なんといっても、岩崎恭子さんの金メダル獲得の瞬間です。

解説の人の興奮状態も含めて、アナウンサーも最後は声が裏返ってましたよね。
島村俊治アナウンサーだったそうです。
すごい絶叫だったような気がしてましたが、今見るとそうでもない。

でもネット検索すると、心に残る実況にこれをあげている人たちが他にもいるので、私と同じように感じた人が多いってことですね。

消えちゃうかもしれませんが、こちらの動画で見れます。

これは競馬みたいに?、テンポの良さや繰り返しで見てる側の気持ちも煽っている?実況だと思うのですが、
まったく格好良いセリフではないですよね。
その意味では刈谷さんとは対照的です。

アナウンサーとしては刈谷さんの方が良いと言われてしまうのかもしれませんが、でもすごく心に残っていて、金メダルの衝撃とあの実況はぴったりハマったんです。

あの頃は岩崎恭子さんの金メダルの画面と、裏返った声が、パブロフノの犬のように私に植え付けられ、あの声とあの場面を聞くと必ずウルっと来てました。笑。


私は解説の皆さんの、我を忘れた叫びも大好きです。


上の岩崎恭子さんの勝った瞬間に、隣の解説の方は「やったー」と何度か叫んでます。笑。
アナウンサーの人に声にもかぶってます。
今聞くと、アナウンサーが絶叫だったと思ってましたが、解説の方がおもしろいですね。
でもその我を忘れた感じが、私には感動なんですよね。

今回のリオ五輪でもめちゃめちゃツボにはまった解説がありました。日本でも、スペインでも。


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